Exnessの出金は「入金の組み方」でほぼ決まる|入出金手段・反映時間・手数料まとめ

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Exnessの入出金って、調べると「手数料は全部無料です」で終わっている記事が多いんですよね。それ自体は嘘じゃないんですけど、実際に使ってみると引っかかるのはそこじゃないんですよ。

詰まるのは出金のほうです。しかも、詰まる原因は出金の時点じゃなくて入金のときにどの手段を選んだかで、ほぼ決まっちゃうんですよね。ここを知らずに入金すると、利益が出たあとで「あれ、この利益どこから出せばいいの?」ってなります。

というわけでこの記事では、入出金手段・反映時間・手数料をひととおり整理したうえで、「入金と同じ方法で戻す」という海外FX共通のルールが、Exnessの出金にどう効いてくるかを、自分で計算した早見表付きで書いていきます。

POINT

この記事の結論を先に書くと、「クレジットカードだけで入金しない」「銀行送金をちょっとだけ混ぜない」の2つです。理由は本文で計算して示します。

まず前提:Exnessの入出金の基本スペック

数値まわりから片付けておきます。ただ最初に断っておくと、Exnessの公式サイト・公式ヘルプセンターは、私の環境からは今回もアクセスが弾かれて中身を読めませんでした。なので以下の数値は、独立した複数の情報系統をつき合わせて確認できた範囲のものです。断定はしません。

入金側

入金方法 最低入金額の目安 反映時間の目安 Exness側の手数料
クレジット/デビットカード 10ドル前後 即時〜10分程度 無料
bitwallet 10ドル前後 即時〜数分 無料
STICPAY 10ドル前後 即時〜数分 無料
仮想通貨(USDT等) 10ドル前後 数分〜数十分 無料(ネットワーク手数料は別)
国内銀行送金 30ドル(約5,000円)相当 平日日中で1〜3時間程度 無料(銀行の振込手数料は自己負担)

入金についてはそこまで語ることがなくて、Exness側の入金手数料はどの手段も無料という点は確認した情報系統すべてで一致していました。実費として自分持ちになるのは、銀行の振込手数料と仮想通貨のネットワーク手数料くらいなんですよね。

あと地味に効いてくるのが名義の一致です。Exnessの口座名義と入金元の名義が違うと反映されません。家族名義の口座から振り込む、みたいなのは通らないので、そこだけは最初に確認しておいた方がいいと思います。

出金側

出金方法 最低出金額の目安 着金までの目安 Exness側の手数料
bitwallet 1ドル 即時〜24時間 無料
STICPAY 1〜10ドル 即時〜24時間 無料
仮想通貨(USDT等) 10ドル前後 即時〜数十分 無料
クレジット/デビットカード 10ドル前後(上限は累計入金額まで) 数営業日〜1ヶ月以上とソースにより幅が大きい 無料
国内銀行送金 300ドル前後 1〜5営業日 無料

ここで注目してほしいのが最低出金額の桁が手段によって全然違うことなんですよ。電子ウォレットなら1ドルから出せるのに、国内銀行送金だけ300ドル前後と一気に跳ね上がります。300倍です。この差が、後で効いてきます。

注意

銀行送金の最低出金額は、確認した情報系統のうち2つが「300ドル・上限6,500ドル」で一致した一方、1つだけ「210ドル・上限28,000ドル」と書いていました。カードの着金日数も「最大10営業日」「1〜14営業日」「1〜2ヶ月」とバラバラです。この手の数値は改定が入りやすいので、実際に動かす前に必ず会員ページか公式サイトで最新の値を確認してください。

本題:出金は「来た道を戻る」しかない

Exnessに限らず海外FX全般のルールなんですけど、出金は入金に使った手段でしか受け取れません。マネーロンダリング対策なので、ここは基本的にどこも同じなんですよね。

問題は、これを複数の手段で入金したときにどう処理するかです。Exnessには明確な決まりがあって、確認した情報系統4つすべてで一致していました。

POINT

利益分の出金は、それぞれの入金額の比率に合わせて按分される。たとえば銀行送金で6万円・bitwalletで4万円(比率6:4)を入金して5万円の利益が出たら、合計15万円を銀行9万円・bitwallet6万円に振り分けて出金することになります。

つまり「利益は全部bitwalletでまとめて受け取ろう」というのは、原則としてできないんですよ。入金の内訳がそのまま出金の内訳になります。

カード・現金・スマートフォン・ハードウェアウォレットが並んだ入出金手段のイメージ

そしてもう一段ルールが乗ります。クレジットカードで入金した履歴があると、カードへの返金が最優先で処理されます。チャージバック(カードの売上取り消し)の悪用を防ぐためですね。しかもカードで受け取れるのは入金した額までで、それを超える分――つまり利益――はカードでは受け取れない、と複数のソースが書いていました。

この2つを組み合わせると、Exnessの出金は要するにこういう構造なんですよ。

  • 元本(入金した額)は、来た道をそのまま戻る。カードがあればカードが先。
  • 利益は、カード以外の入金経路へ、その比率で按分される。

落とし穴①:カードだけで入金すると、利益の受け取り口がない

上の構造をそのまま読むと、けっこう怖いことに気づくと思うんですよね。

カードだけで入金した人は、利益を受け取る経路が1本も存在しないということです。元本はカードに返ってくるけど、利益はカードでは受け取れない。じゃあどこへ?という話になります。

実務的には、そのあとで別の手段(bitwalletなり仮想通貨なり)に少額でも入金して経路を作れば解決する、という運用になるはずです。ただ、利益が出て「よし出金しよう」と思った瞬間にそれに気づくのと、最初から分かって入金するのとでは、精神衛生が全然違うと思うんですよね。

注意

正直に書いておくと、「利益をカードで受け取れるかどうか」はソースによって書きぶりが割れていました。「カードは入金額が上限」という点は確認したすべてが一致しているんですが、その先の扱いは説明が揃っていません。なので断定はしません。ただ、どちらの説明を取っても「カード以外の入金経路を1つ作っておけば詰まらない」という結論は変わりません。

もうひとつ、カードには入金日から90日という返金期限があるという記述も2系統で見つかりました。期限を過ぎると、そのカードへは返金処理ができなくなる、と。この場合は他の入金履歴のある手段が使えるようになるらしいので、詰むわけではないみたいなんですけど、いずれにせよカード入金は時間の制約を背負うと思っておいた方が安全です。

落とし穴②:銀行送金を「ちょっとだけ」混ぜると最低出金額が跳ね上がる

ここが今回いちばん書きたかったところです。私はこれ、計算してみて素直に「うわ」と思いました。

按分ルールがあるということは、銀行送金の比率が低いほど、銀行側に割り当てられる金額も小さくなるわけですよね。でも銀行送金には最低出金額300ドル前後という下限がある。この2つがぶつかります。

式にするとこうです。

POINT

1回の出金が成立する合計額 = 銀行送金の最低出金額(300ドル) ÷ 銀行送金の入金比率

これを比率ごとに計算した早見表を作りました。1ドル=150円で円換算も付けてあります。

入金に占める銀行送金の比率 銀行側が300ドルに届く合計出金額 円換算(1ドル150円)
100%(銀行のみ) 300ドル 約4.5万円
80% 375ドル 約5.6万円
60% 500ドル 約7.5万円
50% 600ドル 約9.0万円
40% 750ドル 約11.3万円
30% 1,000ドル 約15.0万円
20% 1,500ドル 約22.5万円
10% 3,000ドル 約45.0万円

直感と逆じゃないですか?銀行送金を「少しだけ」混ぜたときのほうが、出金のハードルが上がるんですよ。

比率10%のケースを見てください。合計45万円分を一度に動かさないと、銀行側の取り分が300ドルに届かない計算になります。「今月ちょっと利益出たから5万円だけ引き出そうかな」が、構造的にできないわけです。

逆に、銀行送金を1円も使わず、電子ウォレットや仮想通貨だけで入金しておくと最低出金額は1〜10ドルで済みます。細かく出したい人ほど、銀行送金は最初から入れない方がいいという話なんですよね。

ちなみにこの表、銀行送金の最低出金額を300ドルとして計算しています。もし実際の値が210ドルなら全部の行がその比率(0.7倍)で下がるので、数値そのものより「比率が下がると必要額が反比例で膨らむ」という形のほうを覚えて帰ってもらえればと思います。

じゃあどう入金すればいいのか

ここまでの構造を、入金の組み方別に整理し直したのがこの表です。私が上で計算した内容をパターンに落としただけなので、公式の分類ではありません。

入金の組み方 利益を受け取る経路 詰まりやすさ
カードのみ カード以外の経路がなく、追加入金で作る必要あり 高い
銀行送金を少額だけ混ぜる 按分で銀行側が300ドル未満だと出金が組めない 高い
銀行送金のみ 銀行へ。ただし1回300ドル以上でしか出せない 中くらい
カード + 電子ウォレット 元本はまずカードへ、利益はウォレットへ 低い
電子ウォレット/仮想通貨のみ 同じ経路へ。最低1〜10ドルから出せる いちばん低い

私が実際に入出金の条件を並べて検証してみた感触としては、細かく出金したい人ほど電子ウォレット一本に寄せるのがシンプルだなと思いました。逆に、まとまった額を年に数回だけ動かすスタイルなら銀行送金一本でも全然問題ないです。いちばん避けたいのは、深く考えずに複数手段をバラバラに使うことなんですよね。

出金手順そのものはシンプル

ルールの話が長くなりましたけど、操作自体は拍子抜けするほど簡単です。私も最初は身構えてたんですけど、実際に手順を追ってみたら数分で終わる作業でした。

  1. 本人確認(KYC)を先に済ませておく。ここが未完了だと出金申請自体が通りません。出金したい日に慌てて書類を出すと、審査待ちで数日溶けます。
  2. 取引口座に資金が入っている場合は、まずウォレット(パーソナルエリア)へ資金移動する。取引口座から直接出金するのではなく、いったんウォレットを経由する構造です。
  3. 出金方法を選んで金額を入力。ここで入金履歴のない手段を選ぶと弾かれます。
  4. メールに届く認証コードを入力して確定。

あと、一度も取引していない口座は出金を拒否されることがあるという記述も複数のソースにありました。入金しただけで気が変わって全額引き出す、みたいな使い方は想定されていないみたいです。

ポジションを持ったまま出金すること自体はできますが、証拠金が減ればロスカットが近づくだけなので、個人的には決済してから出す方をおすすめします。

FX取引はレバレッジを用いた取引であり、預けた資金(元本)を上回る損失が生じる可能性があります。本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を勧誘するものではありません。取引を行う際は自己責任・余裕資金の範囲で行い、各社公式サイトで最新のリスク説明書・規約を必ずご確認ください。

まとめ

Exnessの入出金は、手数料という意味では確かに優秀です。Exness側は入金も出金も基本無料で、そこは素直に評価していいと思います。

ただ、本当に気をつけるべきなのは手数料じゃなくて経路のほうなんですよね。出金は入金の鏡写しになるので、入金の時点で出金の形が決まってしまう。あとから変えるのが難しいのが厄介なところです。

初心者の方は、電子ウォレットを1本用意してそこに寄せるのがいちばん事故が少ないと思います。最低出金額が1〜10ドルなので、少額でも自由に出し入れできますし。カードを使うなら、カード以外の経路を1つ作っておくこと。これだけ覚えておけば大丈夫です。

中上級者で、まとまった額を数回に分けて動かすタイプの人なら、銀行送金一本でも問題ないです。ただし「銀行送金をちょっとだけ混ぜる」だけは避けてください。上の早見表のとおり、出金1回あたりに必要な金額が跳ね上がるので。

最後にもう一度だけ。この記事の数値は、公式サイトにアクセスできなかったため複数の独立した情報源をつき合わせて確認したものです。入出金の条件は改定が入りやすい部分なので、実際に資金を動かす前には必ず公式サイトか会員ページで最新の条件を確認してください。